旅行に出かける
旅行はあなたの生活に、潤いや刺激、感動を持たせてくれますし、計画を立てる時から心踊り楽しいものです。
定年退職後の夫婦や家族での旅行は、今や定番となっており、旅行各社の狙いは団塊世代に移ってきています。
旅行の形も、一人旅や家族旅行、グループ旅行など、国内から海外まで千差万別で目的も人によって違います。
シニア世代は仕事や子育てから解放され時間やお金には比較的ゆとりがあるので、豪華海外旅行や今まで行けなかった土地へ旅行したり、温泉地にゆっくり滞在したりと旅の楽しみ方は様々です。
●定年退職後の旅行費用と期間
1946〜1950年生まれの全国の男女約1万人を対象としたJTBの「団塊世代 国内海外旅行動向」調査では、定年退職の記念旅行の費用は1人当たりの平均で29万6000円という結果となりました。
「31万〜50万円」が17.6%で最も多く、次いで「21万〜30万円」(17.2%)、「6万〜10万円」(14.6%)、「16万〜20万円」(11.7%)、「11万〜15万円」(11.5%)、「51万〜100万円」(10.1%)の順となっています。
希望する旅行期間で最も多かったのは「1週間〜10日」の38.6%。次いで「2〜3泊」(26.6%)、「4〜5泊」(20.3%)の順となっています。
【定年退職の記念旅行の費用】 【希望する旅行期間】
(データ:JTB調べ)
●人気の旅行先
旅行先については、男性、女性ともヨーロッパが最も多く、次いで2位が北海道でした。
他にもハワイ(男性人気3位、女性人気4位)、沖縄(女性人気3位)、オーストラリア・ニュージーランド(男性人気4位)の人気が高い結果となっています。
【人気の旅行先】
(データ:JTB調べ)
●旅の資金を貯めるなら旅行積立
旅行積立とは、旅行会社にお金を預けると、満期時に一定のサービス額が加算されて旅行券や旅行カードで戻るサービスで、お金を預ける方法は、毎月払いや一括払いがあります。
サービス率は各旅行会社によって違いますが、預け入れ期間は6ヶ月〜5年間で年利換算1.5%〜4%、積立期間が長い方が金利は高くなります。
以前から利回りのよさで人気が広まりつつありましたが、今の低金利時代にこの利率は非常に魅力的で、注目度がぐっと高まってきました。
また、旅行券積立で受け取った旅行券は、積み立てた旅行会社でしか使えないので利回りだけでなく、利用したい旅行商品があるかどうかをしっかり確認することも必要です。