雇用保険制度とは
定年退職後の収入として、年金と並んで重要なのが、雇用保険からの失業給付金で、定年退職後に再就職したときに受取れる給付もあります。
年金と同様に雇用保険の制度は常に改正されていますので、手続きの仕方などについて知っておく必要があります。
●雇用保険制度とは
雇用保険とは事業主および労働者双方が加入する国が運営する保険です
労働者を1人でも雇用している事業主は強制適用されるので、労働者は雇用保険に加入しています。
●雇用保険の目的
失業状態に陥った際や能力開発の訓練を受ける際に生活および雇用の促進のために給付を受けることが出来ます。
すなわち、もしも失業してしまった場合の生活を守り、早く再就職できるように働く能力を伸ばすお手伝いをすることを目的としています。
定年退職後に再就職して給与が下がった場合にも給付金が支給されます。
●雇用保険の被保険者
雇用保険の被保険者には、以下の4つの種類があります。
一般被保険者 |
雇用保険適用事業に雇用されている者で下記の3つの被保険者および適用除外に該当しない人 |
高年齢継続被保険者 |
同一の事業主に、65歳未満で雇用され、65歳に達した日以後において雇用を継続されている人 |
短期雇用特例被保険者 |
季節的に雇用される者又は短期の雇用に就くことを常態とする方で日雇労働費保険者以以外の人 |
日雇い労働被保険者 |
日々雇用される人、または30日以内の期間を定めて雇用される人のうち適用区域に居住又は雇用される人 |
●雇用保険の種類
雇用保険には失業等給付(失業保険)と雇用保険事業があります。